ロレックスの
見分け方
時計買取ランキング上位だから
時計の見極めも凄い!
メーカーの保証書がない場合、人からもらった場合、ネットで激安で手に入れた場合、本物か偽物かがわからないと思います。
実際弊社でも長年本物の時計と思ってて、買取査定の依頼で初めて偽物とわかるケースもあります。
もし本物でもわからないままだと売却の際、通常の相場より安く売る人も少なくありません。売る前に自分の時計が本物かしっかり確認をするのをお勧めします。
偽物が多い時計として有名なのがロレックスです。大手の販売店のバイヤーでも偽物を買ってしまうこともあります。
そんな悩みにお応えして、ロレックスを素人でも簡単に見分ける方法をご紹介していきます。ただし、年々見分けがつかないような精巧に作られたコピー品もあるので注意してください。
とけい堂.comではロレックスをはじめ機械式ブランド時計を豊富な情報量等をもとに時計査定を行ってますので、ブランド時計の買取はご安心してお任せください。
ロレックスの見分け方の基本
● 新型モデル
2016年バーゼルで発表された新型デイトナ116500LNなど話題ですが、こういった人気のでそうなモデルもいち早く模造品が作られる可能性があるので要注意です。
ディプシーDブルー116660やデイトナフラワー文字盤などは、数多く模造品が出回っているも現状です。
● ケース
時計本体に付けてあるバネ棒を外してブレスレットを外すと、時計側面の上下(12時側、6時側)にリファレンスナンバー、シリアルナンバーが刻印されているかを確認します。
12時、6時側に何も刻印されていなければ偽物です。6時側の側面がシリアルナンバー、12時側の側面がリファレンスナンバーです。
Z品番台後期よりシリアルナンバーが、インナーベゼルに刻印されており(通称ルーレット)保証書のシリアルナンバーと合致しているか確認が簡単にできるようになりました。
ただし、G番台以降のモデルによっては、ケース6時側にシリアルナンバーが刻印されていないものもあります。
6時側
12時側
旧モデルの金無垢のタイプでは、ダイヤモンドがアフターセットされている時計があります。 これもケースのリファレンスナンバーとモデルが一致しているか確認が必要です。 (リファレンスナンバーも刻印を打ち直ししているものもあります。)
● ガラス
現行モデルはすべてサファイアクリスタルが使われています。サファイアは「コランダム」という鉱物で、ダイヤモンドの次に固いといわれています。赤いコランダムがルビーで、青いコランダムがサファイアです。
鉱物の硬さを計る度合いにモース硬度というのがあり、ダイアモンドは「10」、サファイアは「9」です。それくらい傷の付きにくい硬度ですので、大きな傷がいくつもある場合は確認が必要です。
クリスタルの6時側に刻印された王冠マークの透かしは、1999年にヨットマスターモデルに採用されて以降2000年新型デイトナ、2003年からすべてのロレックスに透かしが入ったといわれています。
この王冠マークは特殊技術でレーザーされておりますが、これも偽物があります。
6時位置の王冠透かしが大きくてはっきり見えるもの、バランスが悪いなどはニセモノの可能性が高いです。通常、透かしは肉眼では見えづらく、ルーペ等で確認すると簡単に見えます。
旧型のガラスに透かしは入っていませんが修理でガラス交換した際に透かし入りガラスが装着される場合もあります。アンティークなどプラ風防等はジェネリックパーツが使われることもあり判断のつかない場合もあります。
● 針
秒針が1秒事小刻みにと動いているのは偽物、本物は秒針がスムーズに流れていきます。
針はモデル、年代によって長さ、太さ、ルミノバ(トリチウム)の有無があります。
● ダイヤル
ダイヤル(文字盤)で注意するのはリダンです。(オリジナルの文字盤を改良、修復したもの)
年代物で多いのがトリチウムを新たに載せてる場合もあります。その場合は時計としての評価も下がります。ダイヤモンドがアフターセットのダイヤルもあります。(ダイヤが揃っていない・留め金が揃っていない)
● ブレスレット
モデルにあったブレスレットとフラッシュフィットが装着されているか、ブレスレットナンバーがない場合は偽物の可能性があります。
一部現行モデルはフラッシュフィットとブレスレットは一体型になっておりブレスレットを外さないとブレスレット番号は確認できないモデルもあります。
ブレスナンバー67200
ブレスナンバー72130
FFナンバー580
装着例
一体型
● 日付で判断する
日付を変えてみてください。日付を変えた時にカチッと小さな音が出ます。基本的に午前0時に一瞬に替わります。
徐々に日付が変わるの場合は故障か偽物の可能性があります。
● ムーブメント
ムーブメントのキャリバーナンバーがモデルと合致しているかを確認してください。
ムーブメントがロレックス製でケースが偽物もあります。特に年代物の金無垢は数多く出回っています。
● サイクロップレンズ
サイクロップレンズが平行についていない場合もあります。
サイクロップレンズは接着剤でついているので一度取れて付け直した可能性もあります。
● 日本ロレックス
判断が難しい時、簡単な方法が日本ロレックスで修理の見積もり依頼をすることです。これが一番確実にわかる方法です。
ちなみに、オーバーホールの基本料金43,000円~がかかります。ただし真贋が目的ではないのでオーバーホール等修理が前提です。
偽物の場合は修理を受けられません。一部特殊のアンティーク赤サブ赤シードなど修理はするが真贋はしない場合もあります。
とけい堂.comはここを見る
とけい堂ではロレックスを見る場合、以下のような箇所にも気をつけています。
■ ロレックスのGMTマスターⅡ(REF16710)
ロレックスのGMTマスターⅡ(REF16710)のZ品番後期よりパラクロムひげぜんまい(CAL.3186)が搭載されてるものは、
通常モデルよりも希少性が高いので、裏蓋を開けて確認するようにしています。(お客様了承の場合のみ)
■ ロレックスデイトナ(REF116520)
ロレックスデイトナ(REF116520)同じリファレンスナンバーでもブレスレットは新型になっています。
(ブレスナンバー 78590)ランダム品番なのに旧タイプのブレスが装着されている場合もあるので確認します。その場合、評価金額は低くなります。
■ ロレックスデイトナ
ロレックスデイトナステンレスモデルに8ポイントダイヤのダイヤルが装着されている場合、明らかに改造品となります。
デイトナSSモデルにダイヤ付は存在しません。
■ アンティークのロレックス
アンティークロレックスの文字盤の夜光塗料はトリチウムを使用しており、経年劣化によってほとんど光らないのが通常ですが、
もし光が強いとリダンもしくは、インデックスに後で夜光を塗った場合も考えられますので要注意です。ただし古い年代によっては発光があるモデルもあります。
製造年代とシリアルナンバー
注意
ブレスレット及び、裏蓋の取り外しには
専用器具が必要となります。
また時計に傷をつけてしまうこともありますので、
ご心配な方は技術者に見てもらいましょう。